2011年11月20日
ガンドだよ
2011.11.20
朝、風の音で目を覚ました。
外は強風、海は大荒れ?
波をチェックするとそれほどでもない。
でもこの爆風じゃ釣りにならんわな。
能登の内浦で穴釣りでもしようと車を走らせたが、昨日の興奮が忘れられない。
やっぱり釣れるか釣れないかの博打でいい。
進路を外浦に変更して強風の中でルアーを投げ続けることにした。
強風でルアーが投げられないほどだった。
それでもキープキャスティング&ランガン。
そして行き着いた先は少し風を交わせるポイント。
散々サラシの中を撃ってもシーバスの反応はなかったので、
オープンエリアにフルキャストでルアーを放り込んだ。
「コツッ、コツッ!」と黒鯛の前あたりのような反応があったと思ったら、
「ガツッ!」と何かが反応してきた。
シーバスじゃないぞ、黒鯛か?
いや違う。この強烈な突っ込みはなんだ!?
出て行くはずのないドラグが出されていく。
やばい根に突っ込まれたらラインが切れる。
強引にポンピングの連打。魚を浮かせようと必死だった。
ようやく浮いてきて黄色い尻尾が確認できた。
フクラギか!?いやデカい。
時折強い波が襲ってきたので、波と魚を見ながら。
波の切れるタイミングを見計らって、何とか捕獲に成功した。
ルアー SL17。 これフクラギか?
それにしてはパンパンに太っていてデカい。
久しぶりにメジャーを取り出した。
大きいフクラギ? いやガンドだよ!ぎりぎりだけどガンドだよ。
ていうかガンドでいいじゃん。
その後も青物の反応は続いた。
でもなかなかフッキングできなかったり、強烈な走りでラインブレイクがあったりして。
あの強烈なやつはブリだったな。とか言ってみたり。
結局、とれたのは2匹だけだった。
大きいフクラギと小さいフクラギ。じゃなくて一匹はガンドだよ!
シーバスは一匹だけ掛かったが、取り込みに失敗した。
本命のシーバスは一匹も釣れなかったけど、最高の外道に出逢えた。
帰り際、魚を持って歩いていたら漁師のおっちゃんが、
「あんちゃん、いいガンド上がったな!そのフクラギも大きいな!」と言ってくれた。
漁師も認めたガンドだった。
「でもな、時々大きい波が襲ってくるから気つけんなんぞ!」
「またおいで。」
一言一言が優しい漁師だった。
あまりにも嬉しくなって、K太君に連絡。
そして今日はガンドのフルコースをご馳走になった。
なんだかとってもハッピーな一日だったのでした。
やっぱりガンドだよ。
おしまい